落ち着きを取り戻したこんな流れでは、多少のメイフライも舞うなど、
安堵感を与えてくれますが「状況は厳しい?」の一言。
そんな中、ようやく見付けた大型魚特有の小さいライズ…
ジン・クリアーになったこんな流れに対応すべくリーダー・システムを変更、
多少の流速があるのでフロロカーボンの5Xにフライはとりあえず#16のビートル…
数回流すも完全無視、やはり…
ライズを尻目に下流を見渡し、掛けた時を想定するとティペットを下げるのは不可能、
仕方なくフライを#18スピナーに替え、とりあえずワン・キャスト…
綺麗に流れたフライをパッチっと音を立てて咥え、その後はもうもう…
所要時間10分以上もの格闘の末、河原に横たわったのは素晴らしい体高の♀で、
悠々、ロクゴー・オーバーの美鱒でした。
この巨体でジャンプ5回に付け加え、100m以上下流まで一気に突進、
追いかけながらハラハラ、ドキドキの連続、こんな腹に力が入ったのは何年ぶり?
釣った自分も息切れ、ネットに入れた巨魚を前に座り込んでしまったほど…
でも、久々に心臓に悪い魚体に出会えて感無量の喜びでした。
今期はこの一匹で70%くらいの満足感を得る事が出来ましたので、
心置きなく週末からのガイド業務に専念出来るかと???
某メジャー・エリアに堆積していた泥も大分少なくなり、多少良さげな雰囲気?
全体の濁りも取れてくれて、もう少し水位が上昇してくれれば有り難いところ。
二日前で紅葉はこんな具合、ライズも有るには有るがまだイマイチ状態、
これから一週間もすれば紅葉もライズも最盛期を迎える事でしょう。
週明けは山間部で雪が降るなど、天候不順に見舞われていた北の大地も、
ようやく10月らしい秋晴れが戻ってきた気配を感じています。